風に吹かれて

日常の出来事、思い出、などを綴ります

男性の更年期

   

男性に 男性ホルモンがあるのは知っているけれど  


それが、減少すると 


女性の更年期症状に似た症状になるとは


知りませんでした。


NHKの、<ためしてがってん>で、取り上げられていました。
(最近の放送では ありません。)



母の話によると 亡き父が、『 何もしたくない 』 と言い


挙句の果てには、ヒモを探しはじめ 『 死にたい 』 と漏らして


いたそうです 。自殺をしようとしていたのか・・。


母に、『 娘達に恥をかかせないで・・ 』 と一喝され


思い とどまったようです。




あの頃の父は、数ヶ所 病院で検査をして貰っていたけれど


『 どこも悪くない 』 と、言われ 帰されていたようです。


今思えば 男性ホルモンが減少していたのでしょうね。



TVに出ていた 中高年男性は、散歩をしていても


途中で歩けなくなるとか 好きでやっていたものを 


”やりたくない” という症状でしたが


男性ホルモン注射を月1~2回するようになって 


別人のように明るさを取り戻していました。




晴れ晴れしない うつ症状で 父は 病院へ行っては


待合室に『 まだまだ、自分より悪そうな人がいる 』 と


頑張っていたようです。


そのとき、男性ホルモン注射をしていたら


(今では 心療内科でしょうか)


症状が 軽減されていたかも知れません。


いくら 戦火の中を くぐり抜けてきた父でも


男性ホルモンの欠如には 立ち向かえなかったということですね。


そんな父は もう いません。