風に吹かれて

日常の出来事、思い出、などを綴ります

一粒の麦



             


     
2才年上の姉と年子の妹は 高校生の頃  私立のミッションスクールに通っていた。


当然、聖書のテストがあり、 傍で見ていた私は 公立の学校で良かったと


安堵したものだった。   ( 一教科でも試験が少ないほうが嬉しい !  アハ ) ('◇')ゞ


キリストは 大工の倅 (せがれ) で 洗いざらしの汚い服を着、裸足で歩いていたという。


そして 二人が暗誦していた聖書のなかに こんな文句?があった。



「一粒の麦 もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、


                   死なば多くの実を結ぶべし」



 一粒の麦は一粒のままである。しかし、一粒の麦が地に蒔かれて


それから芽がでて、穂を出すならば、新しい実が たくさん結ばれる。 



要するに 子孫繁栄のことを言っているのね。 世代交代するものだ とも。


確かに いつまでも 自分だけが生き残ろうとしても不可能なことで 


自分を犠牲にすることで 子孫が 続いていくものだと解釈した。



最近、自分の年を顧みると 何が起きても不思議ではない と思うようになった。


しかし 一方では 何にでも挑戦したいという気持ちも 無いではない。


周りの友人は 『何もしたくない』『着たい服もない』『旅行にも興味がない』


などと、情けない言葉を吐く。しかし 食べたい物だけには 目を輝かせる。


いいね いいね    nice !  そんな気持ちがあって良かったわ~。


あら また 余計なことを・・。


うん、だから 「一粒の麦」であることを自覚しつつ 余生を楽しもうと思う。







    裸足で歩いていた放蕩息子
    これが キリスト・・ね。




     
           きょうお誕生日のかたおめでとうございます


              ご訪問ありがとうございました。


               画像・イラスト  AC