外に出てみると　金木犀の香が鼻をくすぐる。
　秋が深まってきたことを告げている。
あと　何回秋を迎えられるのだろう。

病気でもないのに心細くなる。

ダメだ　首をふって否定する。

命のあるかぎり　生きなければならないのだ。
現実から逃避することは　許されないのだ。
若い頃は思いもしない思いが　脳裏をかすめる。

歌にもあるではないか　

思秋期・・
考えても考えても　

いつまで生きるという

答えの出ない課題。

少しセンチメンタルになるのも秋だ。
秋は嫌いだ

今年の冬はどう過ごそうか。

と思案するのも秋だ。

考えるのを　や～めた。アホくさい。

自分らしさが戻ってきた。
考えるのはよそう 面倒くさい。

カメラを持って散歩にでも出かけよう。

好きな物だけ　トンコさんより
　　　　　　　　　　　　　画像をお借りしています
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