風に吹かれて

日常の出来事、思い出、などを綴ります

見上げた根性に脱帽



      
  今月で一年になる。


  姉が 肺がんに侵されたと聞いてから・・。


  あの 気丈でアクティブな姉が ? 


  何かの間違いじゃないかと信じられなかった。


  医師は 3か月の命でしょうと宣告した。


  ところが どっこい 延命状態だ。



姉は 腹を決めたようだ。


『  命にピリオドが打たれる日が近いと知って、覚悟ができた。


残された日々は やりたいことをやる  』と 意気込んでいる。見上げた根性だ。


旦那さんは 足腰が弱り 道端で転んでは お巡りさんに背おわれて


帰宅するようになった。 


また 認知機能が衰えてか 何度も 繰り返し 質問するようになった。


なので 姉の面倒はみられないと言い、本人の希望もあって 施設に入所した。


施設では 将棋に興じているという。考えようによっては 良かったのではないかと思う。


一方 姉は 水を得た魚のようだ。


食欲はあり ( 薬のせいかも知れないが )、周囲を 安堵させている。


花を植えると言っては お花の苗と土を 買ってくる。 食事作りを楽しんでいる。


ストレスから解放された今 がん細胞が 縮小してくれればなぁと思う。


まだ、生きていて欲しい。とにかく 肝っ玉母さんのような 頼りになる姉だから。


因みに、姉は 10年間 肺がん検査を受けていなかったという。


しっかり者の姉よ なんと  怠慢なことを。 多忙を極めていたことは知っていたけれど。



                    
                  こんなふうに 姉は人前では笑っている。
                     *  こんなふうに若くはない。 →
                               
                                 【イラストAC】


           きょうお誕生日のかたおめでとうございます


            検査は 億劫がらずに受けようね。
                                      読んでくださってありがとうございました。