風に吹かれて

日常の出来事、思い出、などを綴ります

まだ やり直せる券

TVのCMは 3分間のドラマという


最近 よく流れているCMに 目が耳が 吸い寄せられる。


そのCMとは。


お互い 忙しくしている共働きの夫婦がいて


仕事から帰宅した 妻が ひとりで遅い晩ごはんを食べている。


夫は  まだ 帰宅しておらず。


すれ違う日々のなかで 心が離れていくのを懸念して 


夫が 「まだ やり直せる券」を持って、妻の会社に行く。


仕事から終えて 会社の出口から出てくる妻に 「まだ やり直せる券」を


差し出して やり直せるかと問う。 照れながら 『うん』と 妻は 応え


ふたりで帰宅する  というものだ。幸せ感 漂う END である。



このCMを見て、亡き夫のことを思った。


3分間の  ドラマをやってきただろうか。


帰宅する夫に なにも声をかけず かけられず、 当たり前のように 食卓を囲む。


あたり前のように 夫は TVの前に寝そべり TVをつけっ放しにして そのうち眠る。


その時 配慮のある やさしい言葉をかけただろうか。ケットを かけただろうか


まだ 「やり直せる券」を使って、思いやるべきだった。


敬老の日に しみじみと 回顧したのであった。


夫と 再会したら 「まだ やり直せる券」を 出して みようかな。





    
    今日お誕生日のかた
       おめでとうございます。



    あなたにとって 
       健やかな一日でありますように。