風に吹かれて

日常の出来事、思い出、などを綴ります

たかがきゅうりで撃沈

                                  


                高校3年生の家庭科の時間


                先生は 爆弾発言をした。


           『これから 調理の検定試験を行います』って。


                          聞いてないよ~、 晴天の霹靂だよ~。


   『きゅうりを 1ミリの薄さで切ってもらいます。』と追い打ちをかける。


   私は、四人姉妹の二番目、母の手伝いをするのは いつも 長女と決まっていた。


『誰か手伝って~』という母の声を聞くと 忙しいフリをするか 寝たフリをしていた私。


なので 検定試験と聞いて 全身 身の毛がよだち 後悔の嵐に包まれた。


             結果は 推して知るべしである。


友人の悦ちゃんは ものの見事に 及第。 (なん枚で何級をクリアか忘れたけれど)


やっぱり、うちで お手伝をしている人は違うなと その実力を見せつけられた。


負けず嫌いの私は 「帰宅したらトレーニングだ!」と 固く決意したものの


家に入るなり その気は失せた。姉の仕事を奪うのは 私のポリシーに反するから。


               

                 

                 姉の仕事を取ったら いかんぜよ!
                             逃げまくる私    
                 【イラストAC】


            きょうお誕生日のかたおめでとうございます


             読んで頂き ありがとうございました