風に吹かれて

日常の出来事、思い出、などを綴ります

柿食えば~鐘が鳴るなり 法隆寺


「桃栗三年柿八年」と言いますが、夫はその八年目に 実を見ることなくこの世を去った。


収穫を楽しみにしていたでしょうに、 食べたかったでしょうに。


その分、私が食べたけどね。 (あはっ)



子供の頃、近所に柿がたくさん生(な)っている家があった。


ジーっと 物欲しげに見ていると そこの家の次男と思しき人が出てきて


『  柿食えば・・ そのあと なんと続くか言えれば 柿をあげるよ』と、のたまった。


小学生だった私は 知る由もなく・・・ 。


 今の私なら 知るかいっ!   嫌な奴ぅ~!と


あかんべ~の一つでもして 走って その場を離れていたと思うけれど。


純真な私は 金縛りにでもあったように その場に立ちつくしていた。


可哀想に思ったのか その次男は一つの柿を手渡して 家の中に入って行った。


ここで得た教訓は 下手にアクションを起こさないほうが利口だということだ。


人は 時には 見栄を張ってみたがるものだが 


精神衛生上悪いので やめたほうが良いと 悟った。


そして この教訓は 後々 生かされた。





こんなガキンチョは
どこにでもいるね。                   【イラストAC】



            きょうお誕生日のかたおめでとうございます


             ステキな一日でありますように。