風に吹かれて

日常の出来事、思い出、などを綴ります

カミングアウト


20年くらい前に、うつ病を発症しました。


今では 回復して 意欲的に 活動しています。


そのことを カミングアウトすることにしました。



何をする気力もなく 眠れず 食欲もなく 痩せていった。


考えることは ネガティブなことばかり。自殺願望まで 起きていた。


知人も通院しているからと 私も同じ病院を受診した。


しかし 一向に良くならず、  


『 具合、悪いんじゃない ? 』と 他人からも 指摘されるようになった。


いくら 気持ちを立て直そうとしても、 ダメ だった。


そこで 「入院 OK 」の 病院を 紹介して貰った。



薄皮を剥ぐように 回復し、 


なんでも意欲的に取り組めるようになった。


うつ に 費やした時間が、もったいなく感じられ


その時間を取り返したいと 意欲が湧く。



同室だった人と、電話で 近況を語りあう。


まだ、本調子ではないようだ。


『 どんな 努力をすれば、 そんなに 元気になれるの ?  』 と 聞かれる。


『努力じゃないのよ。』  


『 おのずと あれをしてみたい、これをしてみたい 


と思うようになるのよ 』 と こたえる、これが治癒の証拠。


周囲のフォローも 大切だと思う。


本人のために 良かれと思って、叱咤激励しないことだ。


そのことで、負担に感じ 悪化してしまう。 



Dr との相性も 大切だ。


アクティブなDrだ、 あまり 冗談は言わない。


イケメンだと勘違いしているようだ。



診察中、Dr . は、何回も アクビをしていた。


『 センセ ~ ! アクビ ばっかり・・』 と 言うと


『 ゴメン ゴメン ・・・夜勤だったんでね 』と 弁解した  。


患者さんの話を いちいち 聞いてやるのが商売 !? とはいえ   


シンドイんだろうなと思う。



快復するにつれ 『この 薬、要る ? 』と 聞かれる。


( 私に、聞かないでよ・・って 言いたかったけれど  ) 


『 自力で 眠れそうもないから ・・・  』  と、こたえる。


自己申告しないと  いけない。 


横になると すぐ コロッと眠っていた私は、  一体 何処へ ~ 。


でも、 ここまで快復したら もう 薬に頼っていては ダメかも ~。


しかし 精神科の薬は 一生ものだとも聞く。


なるべく 規則正しい生活をし  外へ出て気分転換をする。


そうすることで セロトニンが分泌し 安穏としていられる。



「一億人 総うつ」 と言われてから 久しい。


コロナ禍で 大変な世の中になってしまった。


街頭インタビューで 『ポケットに110円しかありません』と


応えていたサラリーマン風のひとがいた。


そして、『食料供給所へ行く』と言って 去って行った。


このような世相で うつを発症する人が出てきても 不思議ではない。


うまく 心をコントロールしていきたいものです。


              

                     読んでくださって ありがとうございます。