その足音は・・ (広告)血糖値対策・ダイエット
画像 Pixabay
美容院で 息子が中学生のころ 同じクラスだった子のお母さんと
30年ぶりに 会った。
コロナも終息を迎えつつあり 宮城県では 罹患者が 100人前後になった。
そのせいか ひと目を気にせず 会話を楽しんでいるよう。
私達も 例外ではなく 話し込んだ。
彼女の旦那さんは 定年退職をして 10数年になるというけれど
『 居ると うっとおしいし 居なければ寂しいと思うわ 』と おっしゃる。
私に関していうと 何を隠そう まさしくぴったんこカンカン、その通りなのである。
相槌をうつ私に 『ところで 旦那さんは元気?』と聞くので
『 地震の2日後に亡くなったのよ』と 話したところ バツが悪そうにしていた。
そうよね、『 居ると・・』と 話した後だったものね。
『 家族のために働いてくれた人を ・・ね 』と 顏を見合わせて苦笑した。
その夜、寝ていると、 足音が聞こえてきた。
カーテンを開けてみたけれど 窓の外には 誰もいない。
外から聞こえて来るような足音ではなく 明らかに家の中からの音なのである。
でも、誰もいない。 あぁ~、近づいてくる~。 お線香をあげた。
夫のことを悪く言った罰なのか。 ゾクっとした。
このようなことは 13年前 夫が亡くなった直後にもあった。
生前、寝室を別々にしていて、 亡くなった後 私がベッドで寝ていると
足音が・・、「寂しがっているんだわ」と思い 夫のベッドに寝るようにしたら
足音は ピタリと止んだ。 よほど 愛されていたんだわね、じゃなくて 成仏し・・。
亡くなった人のことを いや 亡くならなくても 人のことを悪く言うものではないわね。
当然のことだけど。
きょうお誕生日のかたおめでとうございます
読んでいただきありがとうございました。
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