夫が夢枕に立った。

　そうだよなぁ‥お線香を上げるのを忘れていた

　もんなぁ。(うひゃ～、3日も・・)

　俺のことは構うなって言っていたのに

　やっぱり、母ちゃんには構ってほしいんだね。

　なんて、勝手に想像して・・。

　でも、本当にマズイと思う・・最近の私。

　ボケナス　ボケ子である。

若い頃、75才までは　何が何でも元気でいようと　思った。

それを　課題にしてきた。

で、目の前に　その課題がぶら下がるようになって・・うん、頭はピーマン頭だけれど

どうにか、健康だけは維持している。　これで　十分じゃないの。(そうそう)

夫は　誕生してすぐに父親に死なれ、　母親は姑に『親はいなくても子は育つ』と

再三　言われ、家を出たという。　

(再婚して　幸せになって欲しかったんでしょうね、　今は　そう解釈するけど)

(でも、こどもを置いて行けと命じられ母親は、どんなにつらかったことか。)

(血筋を絶やさない為だったんでしょうけどね。)

こども(夫)は　祖母に遠慮し、『あんぱんが食べたい』と

毎日　布団の中で泣いたという。

成人して　職についたら　思いっきり　あんぱんを食べようと思った・・と。

そのせいか、結婚生活では　大食いで不摂生もいいところだった。

それにしても、夫は早く逝きすぎた。

まだまだ　美味しい物を食べたかったろうに・・。

ふたりの息子は　社会人になり　難題に出くわすたびに

『親父だったら　どんなふうに考えたんだろう、どうやって切り抜けたんだろう』と

思うらしい。　甘ったれるな　息子よ！

生きる参考書はいなくなったけど　各々の道に邁進するしかないわね。

仏壇の前に座って、しばし　考えごとをしてしまった。

お線香と　ビールと　私の好きな  ( 関係なかった ) お花を　お供えしよう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　雨ふり、足元に気をつけてね！
　　　　　　　　　　　梅雨があけるのはいつだろうね？

　　　　　　　　　　読んでいただき有難うございました