風に吹かれて

日常の出来事、思い出、などを綴ります

かつらが飛んだ (回想記)


                  私が高校生のとき コーラス部に所属していた。


                 ある日、高校生対象の合唱コンクールがあった。


                 みんな緊張の面持ちで 壇上に上がりスタンバイ。


     前奏曲が流れ、指揮者が勢いよく 指揮棒を振り上げたとき


    勢いあまって かつらが飛んだ。


カモメが飛んだ(渡辺真知子の歌・・若い方はご存知かな) 


ではなく かつらが飛んだ。


それに 眼鏡が片方の耳から外れ 顔を斜め横断ふう。


                        客席は どよめく。



                        悲惨。


  笑うに笑えず 地獄にいるようだっだ。


一生懸命 練習に練習を重ねてきたというのに。


フォルテが ピアノに、クレッシェンドが デクレッシェンドになり 


一瞬で 台なしに。


       *音楽記号 [ フォルテは強く⇔ピアノ   


               クレッシェンドは,だんだん強く⇔ デクレッシェド]




     ところで かつらといえば 寿命が何年か ご存知だろうか。


( またまたぁ~得意の脱線 どなたか脱線禁止令をだしてくだされ)


答えは 2~3年。消耗が激しいので それくらいしか持たないとか。


でも、お手入れ次第ではもっと耐用年数が延びるかも。


価格も 30万円から100万円とか。


車なら 下取りがきくけれど かつらは そうはいかない。


一度買ったら 使わずにいられなくなるでしょうし・・ね。(しんみり) なんでやねん


床屋へ行って かつらを取り外し 『刈って下さい』と言えない心理状態に


ならないかしら? 


                      読んで頂き 有難うございました。