金太郎さん成仏して!!
実家の隣りに 金太郎という じいさんが住んでいました。
まさしく ” マサカリ かついだ 金太郎♬♪ ” です。
この じいさん、これ以上ない というほどの
性悪じいさんでした。
実家の板塀を 剥がして持っていくのです。
憎らしいことに 『どれ 風呂の焚き木にでも すんべー』
と 大声を出して 言ったものだでした。
母は どれだけ 怒鳴られたか分からないと 言っていました。
金太郎じいさんを見るたびに 身の毛がよだつとも。
金太郎じいさんが死んだとき 母は 笑いを かみ殺し、
父に 『 なんぼ何でも (いくら何でも) 人が死んだときに
笑うんじゃない 』と 怒られたといいいます。( そりゃそうだ )
近所の子供たちも 常日頃 怒鳴られていたとみえて 応戦。
葬式の最中に 『チーン チーン』と 大声をあげながら
歩いて行きました。 子供に悪気が ありません。
これは ちびまる子ちゃんの著者、さくらももこ氏の本
「缶詰」( 表題?自信がない ) と そっくりの光景です。
言っておきますが うちのほうが 先です。
当時 私は 子供であったため、実害はありませんでした。
60年前のお話ではありますが せめて お悔やみの言葉として
『成仏してください』と 言わせてもらいたいのです。
人は生きているうちに良い行いをするもんじゃ。
きょうお誕生日のかたおめでとうございます
読んで頂き ありがとうございました
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