風に吹かれて

日常の出来事、思い出、などを綴ります

掃き溜めに鶴


                                   



       高校生のころ、クラスに  かなり大人びた美人さんがいた。


    まるで、「掃き溜めに鶴のような存在」で 周りが子供に見えた。


    誰もが振り返るような人だった。 速記ができて 憧れの存在だった。


    そんな彼女に 他校の男子生徒が黙っていない。


    ある日、『これを 彼女に渡してくれませんか』と ラブレターを託された。


    『自分で渡せば~』と 今の私だったら突っ返しているところですが


    純情な乙女だったので(自分で言ってりゃ世話ないね) ドキドキして受け取った。


    何も 私がドキドキすることはないのにね・・。


    私は4姉妹なので 男子生徒は「特別な生き物」のように感じていた。


    その後 彼女は男子生徒とおつき合いしたかどうか 分からないけれど


    テレビの中の人になっていた。 羨望の眼差しを送ったのは当然のことで、


    神様がいるとしたら不公平だと思った。


    いつか忘れられるタレントのような人よりも


    ひとりの人に好かれる人のほうが幸せ・・なんて 無理に思おうとした。


     
    なぜ このような記事を書こうと思ったのか、


    それは 同窓会の知らせが舞い込んだから。


    高校生の頃の彼女と、現在の彼女・・Before   After を見てみたいから。




                                                                   クッションファンデーション




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ありがとうございました