万年筆にあんこ
いじめのニュースを見て思い出した。
中学生3年の頃、クラスの会長をしていた。
何故か、やんちゃ坊主達に人気のあった?私は 彼らの推薦もあり
クラスの会長に選出された。
役目といえば、先生のお手伝い、 雑役係のようなもの。
宿題のプリントを集め、 教師のところへ持っていく
みんなに配るプリントを教師のところへ取りに行くなど 接点があった。
それを、良く思わない彼らのいじめのターゲットになった。
黒板に 「ハワイ旅行〇〇 (私の名前) の企画」 と 大きく書かれたり
(私は もちろん企画などしていない)
また、ストーブの前の席だった私への嫌がらせに
薪をこれでもかと言うくらい、くべられ (当時は薪!)
顏中 真っ赤になったこともあった。 ( ヒリヒリ 熱々。)
そして極めつけに 万年筆に ”あんこ” を詰められたのである。
この頃には 精神的にまいって親に泣きついた。『転校したい』と。
それから ん十年、クラス会があり 『あの時は すまなかった』と詫びられたが
心のなかでは 『許すな』の 言葉が去来した。
しかし実際に出た言葉は 『いいよ、いいよ』だった。
彼らも 子どもの親となり いじめの報道を目にして いたたまれないはず。
生涯 重荷を背負って生きていくのだろうな・・と 逆に気の毒に思った。
悪いことはするものじゃないね。
ブーメランのように、いつかは自分に帰ってくる。 そういうもんだ。
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